簡易水冷をつけた(Ryzen 7 5800X)
虎徹MARK3だと全然冷えないので、奮発してそこそこ良い簡易水冷を購入した。
購入したのは「ARCTIC Liquid Freezer Ⅲ Pro 240」 。
執筆時点で価格.comでは最安値16,000円ほど。
https://kakaku.com/item/K0001711256/
ARCTIC Liquid Freezer Ⅲ Pro 240の特徴とかいろいろ(※)
特筆すべき点は以下の通り。
- ラジエーターが厚め
- 使用しているファンが強い(その分とてもうるさい)
- ポンプファンが中・高回転域(60%~)でそこそこうるさい
- 低回転域だと結構静か
具体的な性能だと、
- 240mmラジエーター
- ファン回転数 最大3000rpm
とかそこらへん。正直公式サイトを見て欲しい。
https://www.arctic.de/en/Liquid-Freezer-III-Pro-240/ACFRE00178A
あとは、
- ラジエーターファン
- ポンプファン
- おまけとしてVRMまわり冷やすファン
の3つのファンがある。これら3つは一括して制御するか、個別に制御するかを選べる(4pinが1本か、4pinが3本かの違い)
取付け時のポイント
CPUのホットスポットに合わせるため、水枕の位置とCPUのヒートスプレッダの位置が十数mmくらい上下方向にズレると思われる。これは正常なので安心して欲しい。あと、チューブがけっこう硬いので取付にはそこそこ苦労すると思う。
そして大切なのが、 「LGA1700、LGA1851で利用する場合、マザーボードの保証が無くなる場合がある」ということ。
温度の推移とか
室温 21.8℃、システム温度 37.5℃付近TDC Limit:110A、EDC Limit:160A、PPT Limit:160W の時の値。HWiNFOを用いて計測。
直前までBOINCを動かしていたので、あくまで参考値として見て欲しい。
Cinebench R23
スコア:14541Ryzen7 5800Xのスコアとしてはやや低めだが、そもそもバックグラウンドのプロセスを殺さずに行ったので、このスコアは信頼性に欠ける。
肝心なのは温度。静音寄りでのファンカーブなので恐らく高め。
Tctrl max:85.1℃
Tdie max:87.5℃
TDC max:99A
EDC max:159A
PPT max:156W
EDC、PPTは上限付近で推移していた。Tdie(生の温度)は90付近でうろちょろしていたので、負荷をガンガンかけながら数時間回すと90℃にいくかも。静音寄りのファンカーブで動かしていたので、ファンカーブ次第では騒音と引き換えにもっと冷やせると考える。
Einstein@Home(BOINC)
スコアとかは無い。
最大で75.00%のCPUコア数で、最大で95.00%のCPU時間まで回した時の値。これも参考値として見て欲しい。
Tctrl max:83.4℃
avg:79.5℃
Tdie max:86.5℃
avg:75.6℃
TDC max:81A
avg:75A
EDC max:156A
avg:146A
PPT max:135W
avg:130W
EDCのみ上限付近で推移。Cinebenchと比較すると負荷が軽めなため、数℃ほど温度は低くなった。また、以下に示すように、稀に大量に電力を消費することがあり、結果として各項目の最大値が上昇し、平均値とやや離れた値となった。
総括
そのままの設定では、爆音でそこそこ冷やせる簡易水冷であるが、ファンカーブを工夫すれば低負荷時には静音で使いつつ、高負荷時もしっかり冷やしてくれそう。
いまのところ、TdieやTctrlが90℃に達したことは一度もない。虎徹から乗り換えて正解だった。夏場はより厳しいと思われるので、日常的に温度をモニタリングしながら使っていきたい。
※本記事では、一部に生成AIを使用しております。
使用箇所:本文中一部テキストの参考資料として使用(本文中に※印で示しております。)
※本記事では、生成AIで出力した結果をコピーすることなく、事前に精査してから参考とした上で活用しております。
コメント
コメントを投稿